YUKIPPEDIA ゆきっぺでぃあ

精油「ウィンターグリーン」の話2008.09.07

第1回目は、精油「ウィンターグリーン」のお話をします。


ウィンターグリーン(学名:Gaultheria procumbens)
中国やカナダを原産国とするツツジ科植物の「葉」から採れる精油
メントール系の目が醒めるようなスッとした香りがします


精油の化学成分がどういうものであるかを説明するときに、私はよくウィンターグリーンを例として用います。


ウィンターグリーンというオイルは、"約99%は"サリチル酸メチルというエステル分子でできています。このサリチル酸メチルは、肩こりなどをやわらげる作用があり、鎮痛剤やタイガーバームなどにも含まれている物質。合成品としても流通しています。


さて、残りの約1%の成分はなんでしょう? 実はこの1%が、今のところまだきちんと解明されていないのです。これだけ科学が発達してもなお、わからないことがあるなんて。だから人間はまだ、ウィンターグリーンを人工的に作ることができないのですね。ここに、植物の神秘がある気がします。「作れない」というところが、 私はたまらなく嬉しい(笑)。


そして、合成品のサリチル酸メチルを塗る場合と、99%がサリチル酸メチルで残り1%だけ、"謎の物質"(笑)、を含む天然のウィンターグリーンを塗った場合、ヒトの体への作用に、大きな違いが出るのです。


それは、副作用がないこと。これって、すばらしくないですか?


やはり自然のものが一番。かくいう人間もまた自然の一部であり、神の創造した神秘な存在だということをちゃんと感じていたいなと思います。自らの存在の神秘=心美=真皮に優しく働きかけるアロマで、日々ケアしていきたいものです。


さて、少し余談になりますが、私はウィンターグリーンの香りで少し眠くなれます。これは幼い頃の体験のせいで、風邪などで体調を崩して眠れないとき、母が胸にタイガーバームを塗ってくれて、なぜか安心して眠れたことを思い出すからだと思います。


アロマは脳の記憶を司る部分にアクセスしますので、自分の思い出と連係プレーをして、深い安らぎをもたらしてくれるのですね。


本日の精油:ウィンターグリーン(学名:Gaultheria procumbens)
原産国:中国、カナダ
主要成分:エステル類>サリチル酸メチル95%~99%
香り:メントール系の目が覚めるような強い香り


注意:●主要成分サリチル酸メチルは、体内代謝でアスピリンと同じ代謝サイクルを行うので、アスピリンアレルギーの人は使用を避けてください。●ドーピング対象物になっているため、スポーツ選手は確認する必要があります。●皮膚刺激が強いので、敏感肌の方は注意してください。